華麗に文学をすくう?

双子のライオン堂×書泉 共同企画

About.

the story

「華麗に文学をすくう?」シリーズは、6つの書き下ろしストーリーと、それに出てくるカレーを忠実に再現して食べることができるレトルトカレーをセットにした新しい読書体験です。ちょうど1年前に、100年続く本屋「双子のライオン堂」と、アタマオカシイ本屋「書泉・芳林堂書店」が企画に賛同いただいた著者のみなさまと一緒に送り出しました。

おかげさまで店頭や、文学フリマ、オンラインショップなどで多くのお客さまにお楽しみいただいています。

ですが、それぞれの作品を1,000冊ずつ製作していますので、全て完売するまで、しっかり販売したいと考えています。(まだまだ、たくさんあります!)
「本なのにカレーで、カレーなんですが、本なのです」と、詳細をご説明して、おススメするとかなりの確率でお買い求めいただけるのですが、なにぶん世の中にない組み合わせで商品を作ってしまったものですから、この商品(作品)の良さをまだまだお伝えできていないと考えています。

そこで、辛い物が食べたくなる「夏」の期間にふだんはパッケージの中に入っていて読むことのできない、ストーリーを全文公開する特別キャンペーンを実施することにしました。期間は、本日7月14日(月)正午から、8月31日(日)までになります。(一部作品に限り)

全文公開は双子のライオン堂、書泉オンラインの2つのサイトで同時に掲載しています。

Menus.

執筆者コメント

このような企画に参加できることを、とても嬉しく思います。この世にまずいカレーなんてないと思うほど、カレーが好きです。でも、小説が好きだけど、この世につまらない小説はあると思う。だから怖い。そうならないよう、しっかり頑張ります。

執筆者コメント

学校職員として神保町で働いていたころ、お昼ご飯はほとんどカレーだったと思います。エチオピア、オオドリー、共栄堂、ガヴィアル、あと今はないけれど、やぐら。ぱっと出てきて食べられるのがありがたかったです。

カレーについて解説

試食から試作を経てこうなりました。いまのものがココナッツ感、スパイス感、チキンの食感などがいちばん豊かで良いような気がしました。豊か、というのもこちらのさじ加減ではあるので、小説と同じです。

執筆者コメント

「アタマオカシイ本屋」こと株式会社書泉さんからご依頼をいただいたとき、率直に(正気の沙汰ではない!)と驚愕しました。アタマオカシイ作家として大変光栄です。学生時代を過ごした「高田馬場」を題材に、アタマオカシイ・エンターテインメントな本&カレーをお届けします。お口の中にお水をいっぱい含んで、カレーでしびれた舌を癒しながら拙作をお楽しみください。

カレーについて解説

傷ついて、立ち止まって、それでも前を向くために。 高田馬場を知っている人には懐かしく、知らない人にも届いてほしい、町中華の温もり。 “辛い物語”が、あなたの力になれたらと願って、書きました。 スパイス香るカレーとともに味わう、五感で楽しむ一冊です。 読書が好きなあの人への、ちょっと特別な贈り物にもぜひ。

執筆者コメント

読むカレー、食べる小説。スプーンを持ったその手でページをめくりたくなるような華麗な一編をお届けできるよう、心をこめて仕込み、あ、いや、執筆します。どなたさまも匙を投げ出さずにお付き合いください。

カレーについて解説

お世辞抜きで「ガチでうまい」とほうぼうで賞賛されて鼻高々。普段から食べたいとってもおいしい一皿ができあがりました。トマトにスパイス、それから主役のシーフードのうまみがぐいぐいきます。夏にぴったり、東京下町のエネルギーも一緒に感じてください。

執筆者コメント

インドには、もともと「カレー」という確固たる料理はないらしい。存在しない料理が、なぜかその国の名物として広まり国際的に人気を得たのである。存在しないものを存在させるのが文芸の仕事で、だからその点ではたぶんカレーと文芸は同じなのである。ただし、香辛料を一切使わず言葉だけを材料にして書かれたものが、カレーと同じように世界で人気を得られるかどうかはわからない。得られるといいんだけれども。

カレーについて解説

甘みと酸味がほどよく混ざり合い、ふわりと口の中に広がっていく。辛さはさほど感じず、ライスやナンがなくともどんどん食べられる。柔らかい味とでも言えばいいだろうか。世界を優しく受け止めるのは、こういう味なのかもしれない。

執筆者コメント・ピストジャムさん

下北沢カレーアンバサダー、神田カレーマイスター、かしわカレーマイスターの三つの称号を持つ僕にとっては願ってもない企画です。しかもレトルトカレーの製作をしてくださるのがいつも食べている36チャンバーズ・オブ・スパイスさんだと聞いてテンションあがりまくってます。僕は36チャンバーズさんの「焙煎粗挽き唐辛子プリックポン(赤・青)」という香辛料の大ファンなんですが、そのスパイスのようにさわやかで突き抜ける刺激的な物語を書きたいと思います。

執筆者コメント・ファビアンさん

カレーは強い。しいたけが苦手で筑前煮が食べられない僕に、母は「これならどう?」とカレー粉を溶いてくれた。カレーは惹きつける。登校中、学校に行きたくないと呟いた友達に「きょう給食カレーやで」と告げると、「ほな行く」と目を煌めかせた。カレーは心に残る。YOSHIKIのカレーが辛かった事件も、文豪・坂口安吾のカレーを100人前頼め事件も、カレーだから語り継がれていると思うのだ。庶民的で、みんなが好きなカレーだから。そんな強くて、魅力的で、だれかの心に残る物語を綴りたい。

カレーについて解説・ピストジャムさん

このカレーを名付けるなら「レモンココナッツチキンカレー」だろう。レモンの風味と爽やかな酸味、ココナッツミルクのまろやかさとコクが堪能できる逸品。カルダモンの華やかな香りも感じられるエスニックカレー。辛味はないので、辛いのが苦手な方にもおすすめです。下北沢カレーアンバサダー、神田カレーマイスター、かしわカレーマイスターの称号を持つ僕も大満足のレモンココナッツチキンカレー。ぜひご賞味ください。

カレーについて解説・ファビアンさん

夏はカレー!テンション上がるよね!めちゃめちゃ美味しいよ!ココナッツ香る食べやすいグリーンカレーに、レモンの爽やかな酸味が効いてます。「レトルトと思えない」「本格的」との声も!おすすめの順番は、「読む→食べる」です。小説のタイトル『Lemon』の意味もわかって、倍おいしくなります!さあ、湯煎or電子レンジの準備が整ったら、スプーン片手に読書を始めましょう。あなただけの特別な読書体験が待っています!

全文公開特別キャンペーンは8月31日(日)までになります。

双子のライオン堂

東京の赤坂・六本木の中心から少しずれた住宅街にひっそりと存在する本屋です。さまざまな分野で活躍される作家や研究者が100年先まで紙の本で残したいと選んだ本を中心に、新刊・古本・読書グッズの販売しております。

株式会社書泉

「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。