『匣の中の失楽』『涙香迷宮』の竹本健治さんが1980年代に放ち、いまなお語り継がれるホラーSF『腐蝕の惑星』。その姉妹篇として書かれながら、長らく刊行されることのなかった幻の長編『連星ルギイの胆汁』が、ついに刊行されます。
書泉・芳林堂書店は泡影社 とともに、この2作を一冊に完全収録したSF長編『腐蝕の惑星/連星ルギイの胆汁』を復刊いたします。
先行発売予約受付は2026年9月11日(金)12:00より開始。
発売日は2026年10月13日(火)を予定しています。
装画にヨコイジュウさん、装丁に川名潤さんを迎え、透明素材のスリーブケースには
バリアグリッドアニメーション(スキャニメーション)を採用。
日本初の「表紙が動く小説」として、内容と造本の両方で「崩壊」を体感する一冊です。
発表のあてもないまま、ただひたすら思いきり変な話を書き散らしていた三十代初頭のあの頃。
そんななかで、いちおうなりとも完成に漕ぎつけのが『連星ルギイの胆汁』だった。
ただ、これがあまりにも変な話なので、分かりやすい前日譚をということで書いたのが『腐蝕の惑星』である。
しかし結局ほぼ封印したままになっていた『ルギイ』が、
こうして四十年ぶりに世に出ることになったのは、その経緯をつくづく振り返ってみるだに感慨深い。
内容と装丁、両方が合わさった奇想の一冊。唯一無二の竹本先生の世界観を表現するお手伝いができていれば幸いです。
「80年代SFのかっこよさを、令和版にブラッシュアップする」というリクエストで、最初はどう表現するか少し困惑しましたが、
普段とは違うスタイルに挑戦できてとても楽しく制作できました。
試行錯誤する中で新しい表現や考え方を学ぶことができ、作家としても成長できたと感じています。
自分にとっても、とても刺激的で良い経験になりました。
新旧の技術を融合させ、本編に違わぬ異形の物体を具現化できた。現物を手にするのがここまで楽しみなのはいつ以来だろう。
書泉・芳林堂書店にて予約・先行発売となります。
限定の書き下ろし短編収録小冊子「プロクルステスの寝台」付の有償特典版をご用意し、
『腐蝕の惑星/連星ルギイの胆汁』は全て竹本健治さんのサイン入りとなります。
昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。
「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、
私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を
「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。
そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、など
ご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。
この企画を「書泉と、10冊」という名前にしました。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
まずは、10冊。この企画で改めておススメしたい本を2023年8月よりお届けしています。