「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まった、「書泉と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社のみなさま、著者のみなさまに協力いただき重版・復刊してお届けしております。
この復刊企画が早くも第3シーズンに突入するまでの長期企画になったのも、白水社さんの「中世の旅」シリーズが大ヒットしたことに端を発しています。
今回「書泉と、10冊 第3シーズン」第6弾にて復刊するのは、満を持してその書泉とご縁の深い白水社さんのから『貴婦人と一角獣』(著:トレイシー・シュヴァリエ 訳:木下 哲夫)になります。
書泉が復刊した白水社さんの商品は「中世への旅 騎士と城」「中世への旅 都市と庶民」「中世への旅 農民戦争と傭兵」「鉄腕ゲッツ行状記」「中世のパン」「ノルマン騎士の地中海興亡史」「フランス中世史夜話」「ローズ・ベルタン マリー=アントワネットのモード大臣」の8作品に今回復刊する「貴婦人と一角獣」を加えて復刊総数9作品(販売数:約34,000冊)を達成する事ができました。
これも白水社さん、著訳者のみなさま、そしてお買い上げ頂いているみなさまのお陰です。
今回の選書も皆様おなじみの甲冑を着る書店員書泉グランデの大内学が、みなさまを新たな歴史の旅へ誘わせて頂きます。
是非ともご堪能して下さい。
2013年、この作品のもととなる一連のタペストリーが国立新美術館の初来日しました。
《貴婦人と一角獣》。フランスのクリュニー中世美術館所蔵のこの作品、同館に130年前に所蔵されて以降、なんと国外への貸し出しは過去一度だけ。実に40年ぶりとなりました。
大きな話題となったこの展覧会に私も複数回足を運びました。本邦でも高名なこのタペストリー、様々な作品もモチーフになっていますが、謎めいていることでも有名です。
《貴婦人と一角獣》は、6枚の連作タペストリー(綴れ織り)からなる、中世美術の最高傑作。現在はフランス政府が購入・修復し、クリュニー美術館(現在の国立中世美術館)の特別室に掛けられています。
6枚のタペストリーは、『わが唯一の望み』を主題にしており、それらタペストリーに秘められた、モデルとなった貴婦人の思い、パリの絵師の企み、ブリュッセルの工房の親方や妻の苦労などを巧みに描いています。
世界で200万部を超えたベストセラーとなった本作は、映画化もされた『真珠の耳飾りの少女』の人気作家が、謎に包まれたタペストリー誕生の過程を経糸に、貴婦人らにふりかかる事件を緯糸に、愛の物語を織りあげた長編。
作者シュヴァリエがそのイマジネーションのもと、この神秘的な謎に解釈をあたえた傑作です。
西洋中世美術の随一と呼び声も高いタペストリーをめぐる、エンタテイメントに今一度ひたってみませんか?
昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。
「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、
私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を
「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。
そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、など
ご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。
この企画を「書泉と、10冊」という名前にしました。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
まずは、10冊。この企画で改めておススメしたい本を2023年8月よりお届けしています。