枕木のつぶやき ED75が走る濱街道 ブルーレイ版
56分 ブルーレイ1枚
※DVD版の発売はありません。2011年3月11日の東日本大震災で被害を受け不通区間になったいわき以北の常磐線を2010年3月から1年間、南相馬市を拠点として撮影していた鉄道と沿線風景です。
あの日、地震・津波・原発事故が有ると誰も予想出来たでしょうか?
震災前、国鉄車両のED75・651系・415系が変りなく走っていた南相馬市の常磐線の映像です。
何気ない風景を見て当時を思い出して下さい。
1.オープニング 約9分
鉄道ビデオではあまり必要ないかもしれない南相馬市風景の画像も入れました。震災前の何気ない南相馬市の日常と原ノ町駅を静止画と動画で紹介します。
五月晴れの早朝、原ノ町付近の水田は水鏡になり97レがコンテナを満載して築堤を駆け上がってきます。
国鉄型のED75が力行する映像から始まるオープニングですが、今でも忘れられない光景です。
南相馬市の風景から鉄道静止画となり、原ノ町駅の駅風景になります。
ホームでスパーひたちを待つ人々、その人々を安全に送り届ける為働く鉄道員の姿は昔も今も変わりありません。
闇の中消えていくテールランプは、どこか悲しさを感じる情景でした。
2.震災前の常磐線風景 春夏秋冬 約19分
2010年3月から2011年の震災まで、常磐線の季節毎の映像です。
・草野付近と太田駅の桜
・泉付近の安中貨物
・桃内付近で水鏡に映るED75貨物列車
・夜ノ森駅のツツジと415系
・末続の紫陽花の中を走る651系
・相馬野馬追とED75貨物列車
・小高駅の通学風景
・鹿島の夕日をバックに走る651系
・日立木の稲穂と651系
・桃内駅と太田駅での651系の交差
・小高駅の帰宅風景
・濱街道の雪景色とED75貨物列車
今は常磐線から引退した、ED75・651系・415系-1500の四季風景です。
3.光と影の世界 約14分
札幌ターミナル発の94レが北の大地から本州に入り、EH500に牽かれて東仙台を目指します。
東仙台から水戸までは仙台総合鉄道部のED75にバトンタッチ。
94レが常磐線を南下して原ノ町駅に着くのは19時台になってしまいます。
その、94レを追いかけるように上下のスパーひたちが原ノ町駅で交差。
原ノ町駅の中線に停まった94レを66Mと39Mが挟み国鉄型のED75と651系の三並びが完成。
もし、今でも運転されていれば毎晩カメラの大放列になっていたでしょう。
突然の終焉になるとは知らずに、桃内付近から鹿島まで撮影したED75貨物列車と651系スパーひたちの交差風景です。
〇車両
・ED75、651系、415系-1500番台、721系
4.臨時列車 約5分
一般的にはあまりなじみがない配給・回送・臨時列車の映像です。
・田端からEF81やEF510がチキやホキを牽いて原ノ町駅まで来て、時に
は北斗星牽引機のEF510が2両の貨車(チキ)を牽いて来ました。
・臨時“リゾートエックスプレス ゆう” や回送シーン。
・常磐線にJR貨物のEH500が入線試験しましたが、仙台戻しの為に月曜
日運休の97レのスジを使いいわき-仙台の回送の映像です。
・最後は、2010年9月に福島県内の大雨の為、北斗星1号が常磐線迂回に
なりました。
原ノ町駅で迂回北斗星が運転停車をし、乗務員の交代をしました。
カシ釜のEF8199が24系寝台列車を牽いて駅に入ってきます。
ベテラン運転の交代を済ませて一路仙台に向かいます。
これが、常磐線でEF81と24系寝台特急が走った夢のようなlast run
でした。
5.第2巻・第3巻の予告 約3分 ※内容は現在の予定です。
東日本大震災からの10年を第2巻と第3巻に分けて制作します。
第2巻は、3月11日の97レの走行から始まる東日本大震災の被害状況と始まる復興です。
・坂元で津波被害を受けたJR貨物のED751039の状況と回想
・磐越西線DD51の石油輸送
・阿武隈急行の地震被害と復旧の状況
・東北本線の復興の記録
・JR貨物、ED75交流機関車の終焉
第3巻は、震災復旧後からの10年の変化
・福島以北が被害の為不通となってしまった東北新幹線。
急遽、仙台支社が国鉄製造の485系と583系の特急電車を使い仙台-福
島で”新幹線リレー号”を走らせました。
編成は全盛期から比べたら短くはなりましたが、全盛期のような走りで輸
送に貢献した国鉄型車両の記録です。
・それからの10年、羽越線・東北本線などのトピック映像です。
・常磐線再開通の日
10年ぶりに再開通した南相馬市の一日です。
鉄道映像の商品となりますが、日常の南相馬市(常磐線)の記録映像としても残しておきたくて個人制作した作品です。
型番 |
2560000035306-011 |
販売価格 |
3,850円(税350円)
|