書泉と、10冊

磁性物理の基礎概念: 強相関電子系の磁性

特典
ISBN/JAN
9784753623167
著者
上田 和夫
出版社
内田老鶴圃
レーベル
出版日
2020/09/07
商品説明
第1章 固体中の多電子問題
1.1 多体電子論としての磁性理論
1.2 自由な電子ガス
ゾンマーフェルトの金属電子論/ランダウ反磁性
1.3 電子ガスの交換相互作用と強磁性

第2章 磁性イオン
2.1 イオンの磁気モーメント
2.2 クーロン型ポテンシャル中のd電子,f電子
2.3 クーロン相互作用とフントの規則
2.4 LS多重項におけるスピン軌道相互作用
2.5 局在モーメントのキュリーの法則
2.6 結晶中の磁性イオン
立方対称場中の1個のd電子/立方対称場中の多電子状態

第3章 ハバードモデル
3.1 強束縛近似による遍歴電子系の記述
3.2 金属絶縁体転移
3.3 超交換相互作用
3.4 反対称交換相互作用

第4章 磁性絶縁体の理論
4.1 強磁性絶縁体の理論
強磁性ハイゼンベルグモデルと基底状態/強磁性の分子場近似/強磁性体のスピン波/ホルシュタイン・プリマコフの方法
4.2 反強磁性絶縁体の理論
古典的ネール状態/反強磁性体の分子場近似/反強磁性スピン波/反強磁性スピン波に対するホルシュタイン・プリマコフの方法
4.3 ヘリカル磁気秩序の理論
フラストレーションによるヘリカルスピン構造/反対称交換相互作用によるヘリカルスピン構造
4.4 臨界現象
ギンツブルク・ランダウ(GL)理論/臨界指数とスケーリング則
4.5 磁性絶縁体の量子相転移
マジャンダー・ゴーシュモデル/ホールデンギャップ/RVB状態について/シャストリー・サザランドモデル/スピンアイス

第5章 遍歴磁性体の理論
5.1 遍歴強磁性体のハートリー・フォック理論
5.2 遍歴反強磁性体のハートリー・フォック理論
5.3 動的磁化率
線形応答理論/ハバードモデルの動的磁化率-RPA近似-/リントハルト関数
5.4 狭いバンドにおける電子相関
t-マトリックス近似/グッツビラーの変分理論/金属絶縁体転移に関するブリンクマン・ライスの理論
5.5 スピンのゆらぎの理論
パラマグノンの理論/自己無撞着なスピンのゆらぎの理論(SCR理論)/遍歴磁性体の量子臨界現象

第6章 近藤効果
6.1 金属中における磁気モーメントの発生
アンダーソンモデル/s-dハミルトニアン
6.2 抵抗極小に関する近藤理論
6.3 s-d系のシングレット基底状態
6.4 スケーリング理論
6.5 近藤効果の理論の進展
ウィルソンによる数値繰り込み群の理論/ベーテ仮説による厳密解/局所フェルミ流体論

第7章 重い電子系の磁気的性質
7.1 重い電子系のモデル
周期的アンダーソンモデル/混成バンド/近藤格子モデル/RKKY相互作用
7.2 重い準粒子
周期的アンダーソンモデルに対する変分理論/スレーブボゾン法とグッツビラー近似
7.3 1次元近藤格子モデルの相図
強磁性金属相/ハーフフィリングにおけるスピン液体相/常磁性金属相
備考
型番 9784753623167-011
販売価格 4,400円(税400円)
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