書泉と、10冊

RMライブラリー291「無音電車」の時代 公営カルダン車編

特典
ISBN/JAN
9784777055616
著者
松田 義実
出版社
ネコ・パブリッシング
レーベル
RML
発売日
2024/09/20
商品説明

●米国では、1920年代より急速に台頭してきた自動車交通による経営困難を克服するため、各地の路面電車経営者が集結し、近代的な路面電車の規格を制定して表定速度の向上、高加減速、近代的な流線形車体・車両構造、製造保守の低廉化、乗り心地の向上といった特徴を持つ「PCCカー」と呼ばれる高性能市街電車を開発、モータリゼーションに対抗した。
●一方、日本では路面電車の騒音を防止するという観点からこの米国の「PCCカー」に着目、ライセンスに基づき国産での製造を試み、最初のPCCカーとして東京都電5500形5501号が1954(昭和29)年に完成した。
●しかし同車の製造が難航したことや、その過剰な高性能ぶりや高額なライセンス料が敬遠されたことから、各公営鉄道経営者や主要メーカーで構成される「六大都市無音電車規格統一研究会」が結成され、純国産で開発を進めることになった。
●こうして新技術を導入して開発された電車は「無音電車」、「和製PCCカー」と呼ばれ、前述の六大都市(東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸)を中心に、一部は民営鉄道にも広がりを見せた。
●しかし各社局とも過剰な性能を持て余し、路面電車が日本でも衰退期に向かったこともあって以後同様の車両は製造されず、大半は路線廃止時か車齢10~15年で引退することとなり、他社へ譲渡されるものも少数にとどまった。
●291巻では六大都市の公営路面電車を中心に、その技術的な新規性について解説する。
※本作品は、291巻と292巻の2冊にわたって「和製PCCカー」についてお伝えします。
備考・キーワード
型番 9784777055616-011
販売価格 1,375円(税125円)
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